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黑坂昌彥

「 観察の樹/觀察之樹 」 藝術總監/設計師
官網 : www.kansatsunoki.com/ch/

日日觀察筆記

(日本語付き)

12: 南丁格爾與觀察之樹

5月12日是佛蘿倫絲.南丁格爾的誕生紀念日,也是國際護師節。本專欄這次要來介紹南丁格爾與觀察之樹。
佛蘿倫絲.南丁格爾是現代護理的創始人,1859年12月底於英國出版了「護理備忘錄」,為一向只遵循經驗法則和奉獻精神的護理領域,帶來了新的科學和經驗方法。該書一經出版即帶來巨大的迴響,卻隨著時間的推移逐漸被淡忘,近一百年間幾乎無人閱讀,埋葬於歷史的洪流中。直至1965年左右,一個以日本護士為中心集結的研究小組,以其熱情和信念,開始研究南丁格爾的思想和著作,並於1968年出版了第一版「護理備忘錄」。時至今日,它已經成為日本發行數量最大的醫學經典,並翻譯或再版成多種類型的著作。
在「護理備忘錄」中總共涵蓋了13項維持家庭健康和疾病照護所需的思想和觀點;但其中最讓我震驚的是,這本書中還寫到了很多建築和室內設計方面的內容。
大學時代的我,因為曾有長期住院的經歷,對於醫院的空間設計頗有感觸;為了改善並打造出友善的醫療空間,我踏上了建築和室內設計的這條路。當時的目標明確,但具體實現方法很是模糊,直到讀了這本書,才覺得他為我指出了一條明確的道路;更甚者,「觀察之樹」這個名字的發想也是出自本書。

『護理備忘錄』目錄
1. 空氣流通和溫度控制2. 住宅的健康3. 細節管理4. 噪音
5. 生活中的變化6. 飲食7. 飲食的種類8. 床和寢具9. 光線
10. 房間和牆壁的清潔11. 身體的清潔12. 常言希望和鼓勵的話13. 病人的觀察

讀完本書,最讓人驚豔的部分在於其書中內容的先進程度,與現代醫療照護觀念相符的部分很多。讓我發願,總有一天要向台灣的朋友們介紹這本書,這本跨越時代、社會、文化和生活方式,捕捉生命變化與本質的好書。

翻譯 | 庄司佳代  編輯 | 李盈瑩

毎日の観察ノート

12: ナイチンゲールと観察の樹

5月12日はフロレンス・ナイチンゲールの誕生日であり、国際看護の日でもあります。今回のコラムはナイチンゲールと観察の樹を紹介したいと思います。
近代看護の創始者であるフロレンス・ナイチンゲール。彼女の著作『看護覚え書』(Notes on Nursing)はイギリスで1859年12月末に出版されました。それまで経験則と献身の仕事であった看護の分野に、科学的・実証的なアプローチを持ち込んだ革新的なこの本は、発売直後は大変売れゆきが良かったそうですが時とともに忘れられ、100年もの間ほとんど読まれず歴史に埋没していました。しかし、1965年頃から日本の看護師を中心とした小さな研究グループが、情熱と確信を抱いてナイチンゲールの思想と著作を研究し始め、1968年に翻訳第1版の『看護覚え書き』が出版されました。今では、日本で最も発行部数が多い医学史の古典となり、翻訳や図版など、数多くのバリエーションが出版されています。

『看護覚え書』は、家族の健康を守り、病気から回復するための必要な考え方や視点について、13項目にまとめています。僕は、目次を見て大きな衝撃を受けました。建築やインテリアデザインのことが多く書いてあったからです。大学時代に長期入院した経験から、療養環境をもっと良くしたいと建築やインテリアデザインに関わってきましたが、目指す先は漠然としていました。そこに光が射した気がしたのでした。
のちに、「観察の樹」という名前もこの本の章から取ることになりました。

『看護覚え書』目次
1.換気と加温 2.家屋の健康 3.ちょっとした管理 4.物音 5.変化のあること 6.食事
7.どんな食べ物を? 8.ベッドと寝具 9.光 10.部屋と壁の清潔 11.身体の清潔
12.希望や助言を気楽に言う 13.病人の観察

実際に読んでみると現代に通じる部分の多さに改めて驚きます。時代や社会、文化、生活習慣の変化に左右されない、暮らしの本質を捉えているこの本のことを、いつか台湾の皆さんにも紹介したいと思ったのです。